皆さんはご家庭で寝る際に、パジャマとルームウェアのどちらを着用しますか。パジャマとルームウェアでそれほど大きな違いはないと思っている方もいると思いますが、実は異なる役割や目的を持っています。
そのため、目的にあった使い分けが望ましいとされています。
しかし、実際は2つの違いが分からず、使い分けるメリットや必要性を感じない方も多いのではないでしょうか。
今回はパジャマとルームウェアについて解説し、自分に合ったパジャマの選び方についても説明します。パジャマ・ルームウェアを選ぶ際の参考にしてみてください。
パジャマとルームウエアの違い
パジャマとルームウェアの2つは異なる役割と目的を持って作られています。
パジャマは睡眠時に着るための衣服として作られており、より快適な睡眠が得られるように工夫されています。一方で、ルームウェアはその名前のとおり「部屋着」であり、室内でくつろげるように作られています。
パジャマは良い睡眠を得るために、そしてルームウェアは室内でくつろいで過ごすことを前提として作られているため、使い分けて活用するのが重要です。
パジャマとルームウエアは使い分けすべきか
パジャマとルームウェアは使い分けた方が良いと言われています。ただ、実際には使い分けせずに使用している方が多いでしょう。
使い分ける方は、ホコリや料理の匂いがついたままベッドに入ることに抵抗があるなど、衛生面での理由により使い分けをしているようです。
逆に使い分けしない方は、単純にパジャマに着替える必要性を感じない、着替えるのが面倒だ、洗濯物を増やしたくないなどと考えているようです。
就寝時にパジャマを着るメリット
寝る時にパジャマは嫌だと考えている方も、パジャマのメリットを把握すれば、パジャマに対する評価が変わるかもしれません。
寝る時にパジャマを着ることで得られるメリットには、以下の3つがあります。
- 睡眠中汗を吸収し、体の湿度調整してくれる
- 締め付けが少なく、スムーズな入眠をサポートしてくれる
- ベッドを清潔に保つことができる
睡眠中汗を吸収し、体の湿度調整してくれる
人間は睡眠中にコップ一杯程度の汗をかくと言われています。パジャマは吸水性、吸湿性、通気性などがある素材を使って作られており、睡眠中の汗を吸収して体の湿度調整をしてくれる効果があります。
また、パジャマには余分な熱を放出する効果もあるため、パジャマを着用して眠ることで布団の中の湿度が調節され、これが体の湿度調整に繋がるのです。
締め付けが少なく、スムーズな入眠をサポートしてくれる
パジャマはゆったりしたサイズ感で作られており、体への締め付けが少なく、リラックスした状態でスムーズな入眠をサポートしてくれます。
締め付け感がある衣服を着た場合、血行が悪くなる、寝がえりの際に服が突っ張ってしまうことがあるなど、快眠を妨げ、目が覚めてしまったり眠りが浅くなってしまうことがあります。
ベッドを清潔に保つことができる
パジャマに着替えることで、ベッドを清潔な状態に保つことができます。
ルームウェアや私服には、ホコリや花粉、匂い、汚れなどがついていることが多いです。パジャマに着替えずにベッドに入ると、汚れをベッドに持ち込んでしまうことがあります。
パジャマに着替えることは、日常生活でついてしまった汚れを持ち込まず、清潔さをキープすることになります。
自分に合ったパジャマの選び方
スムーズな入眠や質の良い睡眠を得るために、自分に合ったパジャマを選ぶことが大切です。とは言え、いったいどんなパジャマが自分に合うのかよく分からないという方も多いでしょう。
そこで自分に合ったパジャマの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 季節に合った素材や生地を選ぶ
- 着やすいものや動きを妨げないものを選ぶ
- 手入れがしやすい丈夫な生地を選ぶ
季節に合った素材や生地を選ぶ
暑い夏も寒い冬も季節を問わず一年中同じパジャマを着ると、夏は暑く、冬は寒さを感じてしまいます。そこで、季節に合った素材や生地を選ぶようにしましょう。
暑い夏には吸水性や吸湿性、通気性に優れた素材で、薄手の生地のものを選ぶようにしましょう。また、生地に凹凸があるものは、汗を吸い取りやすく通気性が良いためおすすめです。
逆に寒い冬には、吸水性や吸湿性のほか保温性があって厚みのある素材がおすすめです。
睡眠中に感じる暑さや寒さは、睡眠の妨げとなり、快眠を妨げる原因になります。季節に合った素材や生地を選び、体温調節がしやすい環境を作りましょう。
また、自分が気持ちよいと感じるような肌触りの素材を選ぶことも大事なポイントですね。
着やすいものや動きを妨げないものを選ぶ
パジャマにもさまざまなデザインのものがあります。その中で自分が着やすいと感じるものや、睡眠中の動きを妨げないようなものを選ぶようにしましょう。
睡眠中はあまり動いているという意識がない方もいます。でも実際は、睡眠中、無意識のうちに10~30回ほどの寝返りを打つと言われています。そのため、寝がえりを打ちやすいものがいいのです。
これは、寝がえりを打った時にパジャマで締め付けられたりパジャマが突っ張ってしまうと、睡眠を妨げる原因になってしまうことがあるためです。
腕まわりが動かしやすいなど睡眠中もスムーズに動けるような、ある程度のゆとりがあるパジャマがおすすめです。
また、ウエストはゴムが柔らかく履きやすいものがおすすめです。
手入れがしやすい丈夫な生地を選ぶ
睡眠中はコップ一杯程度の汗をかくと言われています。さらにパジャマは素肌の上に直接着るため、汗や皮脂などで思っている以上にパジャマに汚れがついています。
パジャマを常に清潔に保っておくことは質の良い睡眠を得るためのポイントの一つです。清潔さをキープするにはパジャマをこまめに洗濯する必要があります。
ただ、生地が弱いパジャマでは洗濯をしたことによって生地が薄くなったり傷んでしまいます。また、型崩れしてヨレてしまう場合があります。そのため、自宅の洗濯機で洗えるなど、手入れがしやすい丈夫な記事を選ぶこともポイントです。
マメに洗濯をしても生地が傷まず、ヨレにくいような丈夫な生地のパジャマを選び、常に清潔に保つようにしましょう。
まとめ
パジャマには汗を吸い取ったりリラックスして眠れるなど、良質な睡眠を得るためのメリットがたくさんあります。
ルームウェアをパジャマとして着用している方も多いと思いますが、ルームウェアはあくまでも部屋着であるため、睡眠時はパジャマがおすすめです。
また最近はデザインや色などさまざまなスタイルのパジャマがあります。この機会に、是非自分のお気に入りのパジャマを見つけてみましょう。
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