家でくつろぎたいときに人気なのがアロマオイル。女性を中心にリラックスしたい時には欠かせないという人もいるでしょう。
アロマオイルはさまざまな香りがあり、どうやって選べばよいか悩む方も多いかもしれません。今回はアロマオイルの使い方や選び方などを解説し、おすすめのアロマオイルを紹介します。
アロマオイルとは
「アロマオイル」とは、人工的に製造された香料をアルコールや他のオイルで薄めたオイルのことです。
似ている商品に「エッセンシャルオイル(精油)」がありますが、こちらは天然成分100%の香り成分が詰まったオイルのことです。
花・葉・樹脂などから抽出された香りが詰まっており、さまざまな効果が期待できると言われています。
アロマオイルはあくまで人工的なものなので、エッセンシャルオイル(精油)とは異なり、香りをメインで楽しむものです。
アロマオイルの使い方
アロマオイルは主にお部屋で香りを楽しむために作られています。アロマオイルの楽しみ方は以下の通りです。
ハンカチやティッシュに垂らして利用する
一番手軽でお金のかからないのがハンカチやティッシュを利用する方法です。ただし、ハンカチの場合はしみになる恐れがありますので、汚れても大丈夫なものを選びましょう。
ディフューザーを使用する
多くの人が使っているのがディフューザーではないでしょうか。ディフューザーとは、加湿器のような機械のことで、アロマオイルを入れて香りを楽しみます。
ディフューザーはリビングに使うタイプやデスクや車で使うタイプなど、さまざまな種類があるので、シーンに合わせて選びましょう。
お風呂に入れる
お風呂で香りを楽しみたい方もいるでしょう。その場合はアロマオイルを湯船に数滴入れることで香りを楽しめます。
ルームスプレーを作る
手軽に吹きかけて使いたい人はスプレーを作るのも良いです。無水エタノール10mlとアロマオイル10滴を混ぜ、精製水40mlを加えて混ぜます。あとは容器に入れてお部屋にスプレーするだけで利用可能です。
利用する際は、人やペット、食品などに直接スプレーしないように注意しておきましょう。
アロマオイルの間違った使い方に注意
アロマオイルは間違った使い方をすると、思わぬ事故を招く恐れがあります。以下のことに注意して使いましょう。
アロマオイルを原液のまま肌につけない
アロマオイル原液は刺激が強いため、必ず水などに薄めて使いましょう。手についた場合は大量の水で手を洗ってください。
また、紫外線と反応すると肌のトラブルを起こすこともあるため、肌につける使用方法の際は紫外線にさらさないよう注意してください。
アロマオイルを飲まない
アロマオイルは飲料用に作られていません。大変危険なため、絶対に飲用しないでください。
子どもやペットの手の届かないところに置くこと
子どもやペットが近くにいると誤って直接肌にかけたり、飲んでしまう恐れもあります。アロマオイルを使用する際は、子どもやペットのいる空間では使用を控えてください。
アロマオイルを選ぶ際のポイント
次にアロマオイルを選ぶ際のポイントについて紹介します。アロマオイルは香りを楽しむものなので、好みの香りを探してみましょう。
アロマオイルの香り
アロマオイルはさまざまな香りがあります。メーカーによって香りの種類は異なりますが、全部で100種類以上あります。その中で中心的な香りを7つに分類しました。
フローラル系
花から抽出したアロマオイルで、お花畑にいるような優しい香りです。
主な種類:ジャスミン、ラベンダー、ゼラニウムなど
シトラス系
名前の通り、柑橘の香りです。アロマオイルを初めて利用する方でも使いやすいです。
主な種類:オレンジ、グレープフルーツ、レモンなど
ハーバル系
ハーブの葉や花を使用したアロマオイルです。リフレッシュしたい時におすすめの香りです。
主な種類:ミント系(ペパーミントなど)、ローズマリー、バジルなど
ウッディ系
木の皮や葉、小枝などから抽出されたアロマオイルです。森林浴をしているような香りです。
主な種類:シダーウッド、ヒノキ、ローズウッドなど
オリエンタル系
南国を思わせるようなエキゾチックな香りです。独特な香りなのでハマる人もいるでしょう
主な種類:イランイラン、サンダルウッド、ロータスなど
スパイス系
名前の通り、スパイスを使用したアロマオイルです。
主な種類:シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなど
樹脂系
木の樹脂をベースにしたアロマオイルです。
主な種類:フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラなど
アロマオイルの主な効果
アロマオイルはさまざまな効果(効能)があり、香りの種類によって作用は異なります。一般的なアロマオイルの香りの種類と主な効能をまとめてみます。
精神的作用
・ストレス解消:ラベンダー、ベルガモット、マンダリンなど
・安眠・不眠の改善:ラベンダー、ベルガモット、オレンジスイートなど
・リラックス:ベルガモット、マンダリン、イランイランなど
身体的作用
・風邪予防:ティーツリー、ユーカリ、レモンなど
・花粉症:ティートリー、ユーカリ、ラベンダーなど
・冷え性:レモン、ラベンダー、グレープフルーツなど
スキンケア効果
・ターンオーバー促進:ラベンダー、ローズウッド、ネロリなど
・肌のハリ:ローズウッド、ゼラニウム、サイプレスなど
・ニキビ:ラベンダー、ティーツリー、パルマローザなど
効能はあくまで参考情報
ここで紹介した効果(効能)について、厳密には「エッセンシャルオイル」において期待できるものです。人工的に作られた「アロマオイル」にはエッセンシャルオイルと同じ効果は得られないことにご注意ください。
アロマオイルの使用場面
アロマオイルはさまざまな香り・効能があり、シーンによって使うアロマオイルは異なります。
シーン別におすすめのアロマオイルの選び方をまとめました。
朝目覚めたとき
朝はアロマオイルの香りですっきりとした一日がスタートできます。
主なアロマオイルの香り:グレープフルーツ、ペパーミントなど
仕事中
会社全体にアロマオイルが入ったディフューザーを使用することはできないですが、車での外回りや自宅でのテレワークの時はアロマオイルを使用できます。
仕事の合間にアロマオイルを使用すると仕事の効率がアップします。
主なアロマオイルの香り:ローズマリー、オレンジスイートなど
睡眠前、家での自由時間
睡眠前や家での自由時間は絶好のリラックスタイムです。ゆったりとした香りで心も体もリラックスしましょう。
主なアロマオイルの香り:ラベンダー、ベルガモットなど
なお、持病のある方や妊娠中の方で、アロマオイルを使いたい方は、かかりつけの医師にご相談ください。
アロマオイルの人気おすすめ10選
ここからはアロマオイルの人気おすすめの商品10選を紹介します。同じアロマオイルでも、メーカーによって異なっており、扱っている香りの種類も豊富なところとあまりそろっていないところがあります。
自分が希望する香りを決めてから、さまざまなメーカーが発売している商品を選びましょう。
以下では香りを楽しむことがメインの「アロマオイル」と、あわせて効果も期待できる「エッセンシャルオイル」を合わせて紹介します。
ニールズヤードレメディーズ エッセンシャルオイル(ティートリー)
初めての方でも安心して使えるのが「ニールズヤードレメディーズ」のエッセンシャルオイルです
イギリス発祥で主に化粧品、スキンケア用品、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を販売しています。その中でアロマオイルは100%天然の素材で作られており、使用する植物は上質なものを使用しています。香りは約50種類あり、ラベンダー、イランイラン、オレンジなど、好みの香りを選ぶことができます。
ティートリーの葉から抽出した香りは、ニールズヤードレメディーズでは人気の商品です。
生活の木 アロマオイル3本セット
「生活の木」は東京に本社を置く大手アロマ関連メーカーで、全国に直営店があります。また、アロマテラピー関連のスクールやサロンもあり、アロマ関連では日本最大手と言えるでしょう。
アロマオイルは約170種類以上、定番のものから和の香りまでさまざまなラインナップがあります。アロマオイルアソートセットはラベンダー、ティートリー、オレンジスイートの3種類で約2,000円とお手頃な値段で気軽に購入できる人気の商品です。
フレーバーライフ 精油(ラベンダー)
「フレーバーライフ」は創業25年のアロマテラピー専門メーカーで、アロマオイル(精油)やアロマ関連用品、ハーブティーなど、数多くのアロマ商品を製造・販売をしています。アロマオイルのブランドも自社ブランドのほか、「クイーンメリー」などのブランドも取り扱っています。
アロマオイルは100%天然精油にこだわっています。今回紹介するラベンダーはフランス産のラベンダーを利用。ハーバル調の甘い香りが特徴です。寝る前のリラックスタイムにおすすめです。
熊野香道 エッセンシャルオイル(熊野杉)
「エムアファブリー」は地元・和歌山産の商品の製造・販売をしている会社で、素材は天然物にこだわっています。商品はエッセンシャルオイルやコスメなど、幅広い商品を取り扱っています。
アロマオイル(エッセンシャルオイル)は全て和歌山の熊野地方の素材を100%使用し、地元にある自社工場で生産をしています。
フロリハナ ベルべノンオーガニック(ローズマリー)
「フロリハナ」は、フランスと日本の2つの文化が融合して創立された企業です。1993年創業で、厳しい国際基準に基づいたオーガニック認定商品の製造・販売をしています。日本では東京に店舗があります。
アロマオイルは100%ピュアのオーガニックです。今回紹介するベルべノンはフランスで有機栽培されたローズマリーを使用しています。スーッとするさわやかな香りです。缶の筒の中に商品が入っているのも特徴的ですね。
Natures Naturals エッセンシャルオイル(スペアミント)
オーストラリアの「Natures Naturals(ネイチャーズ・ナチュラルズ)」は数多くのサプリメントの製造・販売をしていることで有名な企業です。アロマオイルは厳選した素材を使用し、オーストラリア国内で成分検査を行っているため、品質は安心・安全です。
スペアミントの香りがする今回の商品は、すっきりとした香りが仕事や勉強の集中力をアップしてくれます。スペアミントはペパーミントと同様に、飾りつけに使われるハーブの一種で、ペパーミントに比べて香りがやわらかいのが特徴です。
プラナロム エッセンシャルオイル(マンダリン)
「プラナロム」はベルギーの会社で、アロマオイルなどを製造・販売をしています。日本では「健草医学舎」がプラナロムの商品の日本輸入代理店として契約をし、ベルギー本社でも日本国内でも商品の検査を実施しています。
プラナロムのアロマオイルは100%天然素材を使用しています。マンダリンは甘酸っぱい香りで、不安や緊張感を解放してくれる効能があります。
無印良品 エッセンシャルオイル(おやすみブレンド)
馴染みのある「無印良品」が発売しているアロマオイルは関連商品を含めると、30種類以上あります。価格は数千円のものが多く、リーズナブルなので使いやすいですね。
一般にあるアロマテラピー専門のメーカーに比べると、香りの数は少ないですが、ラベンダーやローズマリー、ベルガモットなど、さまざまな香りを取り揃えています。無印良品ではブレンドエッセンシャルオイルも豊富に取り扱っており、その中の「おやすみブレンド」は、ベルガモット、スイートオレンジなどをブレンドしています。ブレンドエッセンシャルオイルは他にも「くつろぎブレンド」「おもてなしブレンド」などがあり、気分に合わせて選べます。
アッシュ(ASH)エッセンシャルオイルお試し5本セット
「アッシュ(ASH)」は手作り化粧品キットの販売がおなじみの企業です。アッシュのアロマオイルはオーストラリアの精油専門会社から仕入れをし、品質・安全管理も徹底しています。「公益社団法人日本アロマ環境協会」の「表示基準適合認定精油」として認定されています。
今回のアロマオイルのセットは、真正ラベンダー、スイートオレンジ、ローズゼラニウム、レモン、ユーカリの5種類。お試しサイズのため、初心者でもアロマテラピーが楽しめて、単品で1本買うよりもお得感があります。
インセント エッセンシャルオイル(吉野ひのき)
「インセント」は日本アロマ環境協会・表示基準適合認定精油に認定されたアロマテラピー専門企業です。国内外から厳選されたエッセンシャルオイルを直輸入・販売をしています。アロマオイルの香りの種類が約120種類以上あります。また初心者には5ml、業務用には100mlと、初心者からプロまで納得できる品ぞろえです。
今回紹介するアロマオイルは日本のヒノキの香りのものでお風呂に少し入れると、ヒノキのお風呂に入った気分になれます。
アロマオイルのまとめ
アロマオイルはさまざまな香りがあります。期待できる効能もそれぞれのアロマオイルの香りによって異なるため、自分に合ったアロマオイルを選ぶのが大事です。
ディフューザーやお風呂などで香りを楽しんだり、マッサージオイルに混ぜてからマッサージをするなど、日常のさまざまな場面で香りを楽しむことができます。
子どもやペットのいる場合は使用には十分に注意し、アロマオイルを使ってマッサージをする際は紫外線に注意しましょう。
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